今の仕事に就く前、時間があったので、信州霧ヶ峰の某所に黒曜石を拾いに行ったことがあった。
そこは標高1500mほどの山中である。
とある険しい山の中の細い道を進んでいくと、斜面が一面黒曜石でキラキラと覆われている場所がある。
ほとんど細かく割れているのだけれど、劈開面がヌメっと光っていて、薄くてブラウン系のものから真っ黒なものまで様々な色味があり、縞模様になっているものもある。割れた断面は非常に鋭くて、そのままナイフになるほどです。このまま鹿の肉など綺麗に切り分けられると思います。
火山が造ってくれた美しい天然のガラス質の石。
触れると何故かあたたかい気がするのでした。

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